ヒース・アンドリュー・レジャー
Heath Andrew Ledger
オーストラリアでテレビ・映画に出演した後、1999年に『恋のからさわぎ』でハリウッドデビューを果たす。
当初はアイドル路線的な注目だったが、ほどなくして本人がこの路線を拒否し、以後出演作品を選ぶようになった。
『ブロークバック・マウンテン』(2005年)の演技が絶賛され、26歳でアカデミー主演男優賞にノミネート[1]、一躍若手演技派俳優と目されるようになった。
その後も順調にキャリアを重ねていったが、2008年、睡眠薬などの薬物併用摂取による急性薬物中毒により急死した。
死後、『ダークナイト』(2008年)の演技により、アカデミー助演男優賞を受賞した。28歳での同賞受賞は、史上4番目の若さだった。
影響力大
1室おひつじ座太陽
3室かに座月
4室かに座木星
7室てんびん座冥王星
影響力中
12室うお座火星、水星
ホロスコープ占い
全体的にバランスの取れたホロスコープです。ネガティブ傾向にありますが、自己主張が突出した強すぎる傾向にあります。でしゃばり、目立ちたがり、異端、ふつうじゃいられないという非凡を好む。
ホロスコープの性質があまりにも強すぎると、自分をフルパワー全開でぶっ飛び能力になるか?他者を徹底的に灰にするまで滅するか?破滅して願望で自滅するという、極端から極端へ行きます。自制できない状態です。一種病気?と思われますが、病気と性質の間はなんのルールも定義もありません。
常識人と言われる人々は、過去と現在の経験を学習して生活するのですが、それじゃ想像力も發展も発明、進化もありません。非業の死を遂げた人を常識人は測りたがりますが、まったく見当外れです。ヒースさんの死は惜しいですが、彼は自分の人生をフルパワーで生きた。
先天的な自己主張の性質は、溢れんばかりの欲望を、抑え込もうと努力すればするほど、大きく異常に巨大化します。それは、初期の癌が1期2期を経て3期の手の施しようのない末期状態です。後は、爆発するか?爆発を待つしかない時限爆弾?
抑え込むほどに悪化するので、それが犯罪へと移行します。犯罪の第一の原因は、自己矛盾の結果で、若年期の体験が主であると言います。自慰行為前のリビドーは、ハッキリ意識しなくても、意識下では鮮明画像として残ります。やがて意識が個性が出てくると同時に自慰行為を発動します。そのリビドーはホロスコープでは火星になりますが、この生命力を建設的に使うか?否か?で大きく人生が変わります。
ヒースさんは、常識的な世界では物足りず、常識的なふつうの日常では、自分にウソをつきながら仮面の生活を自分に強いるのです。それはストレスフルです。非凡さや非日常を好むので、耐えきれないのです。表の顔と裏の顔があり常識人はうまく使い分けますが、できない不器用な人もいます。
ヒースさんは、アセンダント、おひつじ座、太陽が絶大で強く影響されています。このように強いホロスコープでは、運命に翻弄されるがままの木の葉のように、ぶつかりながら人生を歩みます。
毎日が嵐のような心境で安静している時がない。さらに、かに座月と冥王星、MCにグランドクロスを形成しています。強い緊張関係にあります。月がこのグランドクロスに関係してくると、渦中に飛び込む勇気というか、無謀さが顕著に現れます。
どちらかと言うと無謀さのほうが優位です。それは自分に対して刃を向けるような印象です。
火象星座と水象星座の性質が特徴的です。この関係性は、他者はもちろん自分への自己批判が好きです。小さなことにこだわり、くよくよする。大きな仕事であればあるほど、その悩みは大きいし尽きない。
12室の火星では、おひつじ座の行動力を自制する働きがあります。12室うお座という特性から、ポジティブへの急ブレーキエナジーが働きます。それはジェラシーや逆恨み嫉妬、復讐、といった性質に転嫁します。そして水星の知的さが影響しているので、計算を測った計画的犯行です。詐欺的で欺くような犯行。
このような性質の人と関係すると、不仲になると異常な復讐心を向けられます。近づくと暴力に発展します。火と水は相反する性格を持つので、あんなにやさしいと思っていた人が、性格が急変するようなデーモンのような側面があるのです。
それは抑えきれない性質なので、学習しなければ抑えきれません。それだけに凄く強いホロスコープです。グランドクロスがあるだけで宿命の十字架ですから、十字架を負って生きる人生になります。
しかしこのグランドクロスとは?十字架を持った人のみ、与えられたホロスコープなので、それだけに強い運勢を持ち、「克服できるであろう」課されたホロスコープです。運命が厳しい分、本来は強い人です。
ホロスコープは8割がベーシックな性質ですが、残りの2割は自由意志です。その自由意志が運勢を作用しているのです。
長生きすることだけが幸福な人生ではない。成功だけが人生ではない。ホロスコープは語ります。非凡さの中の幸福。非常識さへの幸福。幸福の価値観は千差万別です。
4室かに座木星では、子だくさんの平和な家庭環境であるはずですが、また潜在的に望んでいるにも関わらず、火星との影響が強いので、そんな平凡さをぶち壊すような出来事があります。
これも自分から壊しています。しかし孤独に耐えられない性質です。そして他人への不信感というか、友人の忖度が結局自分を追い込む結果となります。初対面でも合わなければ、すぐにムキになってしまう。怒りが抑えられない、激情タイプ。
ヒースさんは、28歳という若さでこの世を去りました。原因は薬物依存症だったと言います。うお座火星が強く影響しています。逃れられないホロスコープの宿命は最期まで、予定調和の通り進行します。
一言で言えば
激しく燃え尽きた魂 おひつじ座の人