クリストファー・ジョンソン・マッカンドレス
(1968 年 2 月 12 日 〜 1992 年 8 月)
彼のペンネームでも知られています。
遊牧民が、彼が目指したライフスタイル。
イントゥ・ザ・ワイルドによるノンフィクション本。
クリストファー・マッカンドレス
(1968〜1992 / アメリカの旅人 享年24歳)ワシントンDC郊外の高級住宅地で育ち、学業優秀なスポーツマンとしてエリート街道を歩んでいたクリストファー・マッカンドレス(Christopher Johnson McCandless “Alex”)は、1990年夏にエモリー大学を卒業した直後に姿を消した。
全貯金24,000ドルを偽名で慈善団体に寄付し、自分の車と持ちものの全てを捨て、財布の中の現金も燃やした。新しい人生として社会の末端に身を置き、新鮮なすばらしい経験をもとめて北アメリカを放浪するという生き方に身を投じた。
アラスカの荒野の廃バスの中で餓死し、いくつかのメモとともに死体が発見(1992年9月6日に発見)されるまで、彼の家族も、彼がどこで何をしているかまるで知らされていなかったという。
7室みずがめ座太陽
1室しし座月
8室うお座火星
9室おひつじ座土星
AC アセンダントしし座
1月21日頃~2月19日頃
黄経300~330°
天王星の影響を強く受けて、論理性、改良、変革への欲求があります。
【水瓶座】不動宮、男性性、風
型にはまらず独創性豊か。のびのびしたユニークな人柄。物事に深く拘らず、あっさりさっぱりタイプだが、軽く考えすぎて、時に常識は ずれ・奇抜な行動に出る。社交的だが、面倒・細かいことは苦手。
★性格
ポジティブでは?
科学的で理論的な思考と行動があり、感情的で野蛮な言動を軽蔑する傾向がある。自分の欲望や衝動をコントロールすることが得意で、冷静で知的さを備えているため、少々理屈っぽい、めんどくさい印象を与えやすい。
オリジナルな感性で、豊かで自分独自の主張や主義イデオロギーを持ち、強固な信念があります。しかし、理想論に走りがちなので、現実をおろそかにするため、世間の慣習を無視します。
ネガティブでは?
自分の考えに固執し正当化しようとするあまり、議論のための理屈、いわゆる屁理屈をこねまわす感があります。
非常識?変人?異常者?と世間から敬遠されるのは、それらのことが原因です。なかには実現不可能な理想論を掲げる人や、実用化の見込みのない?発明に熱中する人が現れます。
自分と同じ理想イデオロギーを抱く人、自分の考えに共鳴する人々カルトとは、人種や階級を越えて無条件に交わりを結びますが、反対者に対して、徹底的に攻撃するか、徹底抗戦して無視して葬り去ろうとします。
出生時の太陽の状態アスペクトが悪いと、自分の考えだけが最善?と思いこむ独断偏見が生じて、主張が通らないと反社会的態度で、テロ行為や妨害行為を続けたり、さらには過激な暴力テロを用いても、主張を通そうとする傾向があります。
★適性
サイエンスとオリジナルを生かした仕事に向きます。宇宙、航空、原子物理、都市構造と建築、未来工学、パイロット、TV、コンピュータ、電気工学の技術者、国連機関、多国籍企業、演劇と美術、作曲、ファッションデザイナー、分析、車や保険のセールス等。
★体の部位
人体の足首。血液と血管とくに静脈、リンパ腺、循環器障害と血液の病気、リンパ液の異常、視力障害、捻挫、けいれん性の病気。
★場所
工業地帯、原発、ソーラー発電、火力発電、電波塔、TV局、鉄塔下
★方位
南東 少し北へ寄った西
ホロスコープ占い
1室のしし座月と7室の太陽がほぼオポジション状態にあるという満月状態です。1室のしし座月は、落ち着きがなく、絶えず想像力にまかせて、夢と現実を行き来している状態です。
それは現実離れしているといってもおかしくはないでしょう。仕事に熱心であれば、アイデアや想像力において他の人より優れているます。絶えず新たな事、楽しい事、クリエイティブな事、夢を現実にするような、アップル社の創業者故スティーブ・ジョブズ氏のような性質です。
普通では物足りない。だから自分で創造するのです。これがメンタルなので、両親や大人が道を正そうとしても、正せば正すほど真逆に行動します。当然ですが、メンタルにはなにものに得難いものはないからです。
そして、7室の太陽では、他者を象徴しているので、もしくは社会を意味しているのです。ですから自分自身を他人目線で客観的に観ているのです。
自分の個性と思いながら、実は親のしつけ通り、大人の言うがままにまるでコントローラーを他人に握られた状態で、それが本来の自分自身と思う。もちろんこの他人任せの人生では、物足りなくなります。
それがみずがめ座という拘束力を嫌う星座だからです。みずがめ座は拘束力が大変苦手というより、拒否します。自由・平等・博愛はみずがめ座の主要性質です。尚現在はみずがめ座の時代です。多様性という言葉があるように、いままで隠れていた欲求や不満が表に爆発的に露出します。それがLGBT運動です。
更に水星がみずがめ座にあるので、もし人格に社会的に価値を見出す、人物であれば最先端で活躍できたでしょう。
運命の分かれ道で彼は、自由を選択しました。賛否両論あるでしょう?しかし彼が選んだ道は間違っていない。たとえアラスカの地で餓死してもそれは間違いではない。むしろ積極的な死だった?
8室うお座火星では、瞑想や宗教、オカルトやスピリチュアルを好む傾向にあります。そこには現実離れしたオリジナルな世界があります。この世代の傾向としておとめ座の天王星と冥王星がオポジションにあるので、彼と同じような性質、波長を持った人が少なからず多い。
それが時代の共振性だからです。ただ彼のように聖人のように、すべてを放棄するまでは至らなかっただけです。そして最期の地となったアラスカでは、9室おひつじ座土星に象徴されるように、理想的な海外の地の暗示があります。
彼の行動は積極的であり、また無謀でした。うお座の火星では、やみくもに逃避願望があり、そしてその積極的な行動はおひつじ座土星によって裏目に出ます。それでも自分を信じてしし座月は無茶な行動をします。
この繰り返しなので、社会的成功よりも自分への探求、自己実現というマインドになります。4室家庭の室では、さそり座に海王星があるので、更に太陽とスクエア状態にあるので、家庭は幻で、家庭的環境への関心は皆無でした。
家庭が苦手というか、自己実現が人生の目的なので、孤独を好んだのです。最期の地となったアラスカでは、彼にとって理想的な地でした。それはドラゴンヘッドが土星に寄り添うようにあり、彼は絶えず無茶をしながら死に場所を探していました。
強いホロスコープでは、運勢に翻弄されながらも、真面目に生きている人たちもいます。そうした人は自分の人生を辛抱し、我慢して生きています。それはホロスコープを超えた人生です。結局根にある性質は変えられず、生きる理由も消えていきます。
現代のアメリカ人が目指す、虚無的な絶望と希望が彼を通してあるのです。かつて1970年代の映画イージー・ライダー、バニシング・ポイントがカルト的人気ムービーだったのですが、それに通じるアメリカ人の魂を揺さぶるの映画なのです。
アメリカ人にとって車やバイクは、日常にある光景です。小学校ではバスで送り迎えしてもらいます。彼がアラスカでバスを見つけたとき、「ここだ」と確信したことでしょう?そしてそこが彼の墓場となった。彼の生き方はアメリカ人のみならず、日本人にも通じる感動があります。