みゅーマーシャル・ブルース・マザーズ3世
(Marshall Bruce Mathers III、1972年10月17日 - )
影響力大
11室てんびん座太陽
11室てんびん座太陽と天王星
3室みずがめ座月
7室ふたご座土星
影響力中
アセンダントいて座
12室いて座海王星
1室やぎ座木星
2室やぎ座ドラゴンヘット
ホロスコープ占い
エミネムとは、ラップ名であって10年前に白人ラッパーとして有名になりました。映画もヒットして世界的ミュージシャンとなりました。トレーラーハウスで幼少時を過ごし、この生活から逃れるために好きなラップに没頭しました。当時ラップと言えば、ブラックミュージックのジャンルでした。
黒人独特のリズム感や躍動は独特なジャンルでした。そんな中単身でラップの世界に飛び込んで、時代の反骨精神や熱意がやがて受け入れられるようになった。今では裕福な富裕層に成り果てましたが?当初の反骨性はなくなったようです。そこがジョン・ライドンとの違いでしょうか?
孤立星は独特なエッセンス
目立つのは、3室みずがめ座月と7室ふたご座土星です。なぜかと言うと、他の天体より孤立しているからです。父母を象徴しています。本人と関わり合っているとはいえ、やはり遠い存在。しかし孤立しているからとて、無関係と言うわけではない。しっかりと月も、土星も太陽とグランドトラインのアスペクトがあります。
理想的アスペクトではありますが、安易なアスペクトとも言えます。父母の恩恵があるのにも関わらず満足せず、理解していないのです。贅沢病といえます。
案外、おちゃめなエミネム
しかしちゃっかりしているとはいえ、愛される要素が多分にあるので、嫌味ではないのです。反骨のように見えて実は、それがステップアップと見ています。そこは冷静に判断している。いて座のアセンダントでは、男女共に美形の人が多く人が群がります。これは美しいキレイという自然界の原則のとおり人間にも当てはまります。いわゆる華のある人なのです。ですから例え利用されととはいえ、憎めない人物なのです。
ヒューマニストの野心家
10室のてんびん座に火星、天王星、冥王星があります。ので上昇志向で非常に野心家です。他を踏み台にしても目的達成のためには、犠牲もいといません。ここまで書くと非常に冷徹で異常な人物と見えてしまいますが、そういう性質ですから表現のしようがないのです。風象星座がメインで、太陽と月があるのでヒューマニストなのです。
責任を持たないとか、結論を出さなければならない場合、だいたいこの程度という具合にグレーにします。決して悪いことではないのですが、周囲はそうしたあいまいな態度に反発されるでしょう。それは本来のアーチストたる天性の性質です。アーチストに完璧な人がいないように、彼もその一人なのです。
多少人格波状のほうが、曲がとんがってヒットするものです。世界的なアーチストとなった現在、彼の行動や思考も随分変化していると思われます。
土星の第二のハンドラー
そして重要な役割を果たすのが、7室ふたご座土星です。この土星はエミネムさんの2つ目のハンドルと言えます。しかしこれは他力本願であって主に目上男性からのアドバイスやアイデアを得ます。その影響力は人生においても曲作りにおいても重大なテーマです。
エミネムさんはオーソドックスなスタイルが好きです。感性は最先端であってもその根底には、トラディショナルな感性が生きています。
3室みずがめ座月の影響力ももちろん大きいのですが、強烈なインパクトを持っているのは、土星の存在です。アーチストとしてのみずがめ座の月は、アイデアの枯渇がない非常に恵まれた位置です。ドラゴンヘッドでは、2室やぎ座あります。人生の目的は宗教的な生き方が心の平安と平和をもたらす結果となります。
重圧と理想の間で溺れそうになる!?
このことに気づくのは?いつになるのか?わかりませんが、すでに気づいているかも知れません。かつてMC・ハマーというラッパーがいましたが、彼は名声を捨てて宣教師になりました。ラップとはどこか宗教っぽいところがあるのです。なぜでしょうか?幼少期に不幸な時代を経験してきたエミヌムさんは、愛という感情に飢えています。
その愛が形式上であろうが、愛に近い人間的な温かみを欲しています。ですから見返りを求めない愛が必要です。開拓時代のアメリカのように「大草原の小さな家」のような理想的なアメリカ人の家庭があります。そういうフロンティア精神を感じます。
エミネムさんを一言で言うなら、野心家で他力本願の叶うてんびん座の人。